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ペイントツール「SAI」の次期バージョン「SAI2」、“進捗報告”版がお披露目

基本機能を欠くが、新しい「SAI」の使い心地を一足早く体感できる

「ペイントツールSAI」2013-12-10 進捗報告版

　（株）SYSTEMAXは10日、「ペイントツールSAI」の次期バージョン「SAI2」を公開した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。“開発の進捗報告を兼ねた中途版”と位置付けられており、ファイルの読み書きや設定の保存といった基本機能を欠くため実用には耐えないが、「SAI2」の使い心地を一足早く体感できるのはうれしい。

　「SAI2」では64bit版が用意されるほか、マルチコアCPUへの対応やキャンバスサイズの制限緩和（32bit版で10,000×10,000ピクセル、64bit版で100,000×100,000ピクセル）といった機能強化が施される。また、パース定規や縦中横・ふりがなに対応した文字ツールなどが搭載されるという。

　当初、同社は「SAI」v1への機能追加を継続するとしていたが、それにかかるコストが限界に達したため開発方針を転換。v1では不具合の修正に留め、新機能はv2に盛り込まれることになった。「SAI」は価格5,250円（税込み）のシェアウェアだが、v1からv2へのアップデートは無償で提供される予定。