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エムソフト、「EmEditor Professional」v14.8の正式版を公開
CSV編集関連の機能がさらに強化。64bitOS向けのポータブル版追加も
(2015/2/4 19:57)
(株)エムソフトは4日、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v14.8.0を公開した。本バージョンにおける主な変更点は、CSV編集関連機能が強化されたこと。
たとえば、本ソフトが複数のCSV文書を開いている場合、その中から2つの文書を選び、SQL文における“JOIN”のような方法で結合可能になった。[CSV/並び替え]ツールバーに追加された[CSVの結合]メニューを開きドロップダウンリストから、結合したいCSV文書と各文書の任意の列を“キー列”に指定して処理を行う。すると指定されたキー列の中に合致するデータをもつ行が1つの行の中へ並べられた新規ファイルが出力される仕組み。また、チェックボックスをONにすることでそれぞれの文書の“キー列”が一致しない行もファイルの結合時に含めることも可能。
さらに、重複する行をより高度に削除する機能が加わった。[CSV/並び替え]ツールバーに追加された[重複行の削除(高度)]メニューから、特定の列のみ重複をチェックする、空行は無視するといった条件を加えたうえで重複行を削除できる。
また、従来32bitOS向けしか提供されていなかったポータブル版に、64bitOS向けのものが加わった。加えて、CSVモードで文書を表示中はルーラーに、今選択されているデータがCSV文書上の列の何番目に位置しているかを示すインデックスが表示可能になった。そのほかにもマクロ機能の拡張、新規プラグインAPIの追加といった機能改善が施されている。
「EmEditor Professional」は価格4,000円のシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。購入時から1年以内は無償バージョンアップが提供されるが、それ以降のバージョンアップには年額2,000円の“保守プラン”の購入が必要となる。また、アップデートの提供期間に制限のない“永久ライセンス”も15,000円で提供されている。
ソフトウェア情報
- 「EmEditor Professional」
-
- 【著作権者】
- Emurasoft, Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP以外の64bit版を含むXP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1
- 【ソフト種別】
- シェアウェア (通常ライセンスは4,000円、永久ライセンスは15,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
- 【バージョン】
- 14.8.0(15/02/04)
URL
- Unicode、巨大ファイルにも対応する Windows用定番テキストエディター! - EmEditor (テキストエディタ)
- https://jp.emeditor.com/
- EmEditor v14.8.0 を公開しました - EmEditor (テキストエディタ)
- https://jp.emeditor.com/emeditor-core/emeditor-v14-8-0-%E3%82%92%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/
- 64-bit ポータブル版の公開、Amazon S3 クラウドへの切り替え - EmEditor (テキストエディタ)
- https://jp.emeditor.com/general/64-bit-%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AB%E7%89%88%E3%81%AE%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%80%81amazon-s3-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%88%87%E3%82%8A%E6%9B%BF%E3%81%88/
- EmEditor - 窓の杜ライブラリ
- http://www.forest.impress.co.jp/library/software/emeditor/
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(市川 祐吉)