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検索・置換処理などを高速化・マルチスレッド化した「EmEditor」v15.1.0が安定版に

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検索・置換処理などを高速化・マルチスレッド化した「EmEditor」v15.1.0が安定版に

選択したCSVデータの列を抽出して新規文書を作成できる[列の抽出]コマンドなども

(2015/5/12 15:47)

「EmEditor Professional」v15.1.0
検索・置換処理などを高速化・マルチスレッド化

 (株)エムソフトは12日、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v15.1.0を公開した。本バージョンでは、検索・すべて置換・フィルター・すべて置換を元に戻す・すべての文字列を選択などの処理速度が大幅に向上。特に10,000行以上の大きなファイルではマルチスレッドで動作するようになり、マルチコア環境での恩恵が大きい。

 これらの処理に利用されるスレッドの数は、[カスタマイズ]ダイアログの[高度]タブで変更可能(初期設定は“自動”)。元に戻す処理のみは常にシングルスレッドで動作するが、それも以前のバージョンより高速化されているという。

 かなり大きなファイルでも処理しない限り実際の効果を体感するのは難しいが、[カスタマイズ]ダイアログの[ステータス]タブにある[実行時間を表示]オプションを有効化しておけば、ステータスバーで処理にかかった時間を表示することが可能。スレッド数を変更しながら、処理速度の変化をチェックしてみてもよいだろう。ステータスバーに表示されているテキストを右クリックメニューからクリップボードへコピーする機能が追加されているので、処理にかかった時間をメモするのも簡単だ。

[実行時間を表示]オプションを有効化しておけば、ステータスバーで処理にかかった時間を表示することが可能

 そのほかにも、CSVデータで選択した“列”を抽出して新規ドキュメントを作成できる[列の抽出]コマンドが追加された。また、セットアッププロセスが改善され、ログインしているユーザーの環境だけにインストールできるようになった。Windows 7以降の環境でこのユーザー単位のセットアップを利用すると、インストール時にUACダイアログが表示されなくなる。

 「EmEditor Professional」は、64bit版を含むWindows Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1に対応する4,800円のシェアウェア。購入時から1年以内は無償バージョンアップが提供されるが、以降のバージョンアップには年額2,400円の“保守プラン”の購入が必要。また、アップデートの提供期間に制限のない“永久ライセンス”も18,000円で提供されている。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1
【ソフト種別】
シェアウェア (通常ライセンスは4,800円、永久ライセンスは18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
15.1.0(15/05/12)

URL

Unicode、巨大ファイルにも対応する Windows用定番テキストエディター! - EmEditor (テキストエディタ)
https://jp.emeditor.com/
EmEditor v15.1.0 を公開しました。 - EmEditor (テキストエディタ)
https://jp.emeditor.com/emeditor-core/emeditor-v15-1-0-%E3%82%92%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82/
EmEditor - 窓の杜ライブラリ
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/emeditor/

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