アップデート情報
窓の杜収録ソフト
8月5日
(2014/8/5 14:28)
画像・映像・音楽
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FireAlpaca
- バージョン・リリース日
- v1.1.2(14/08/04)
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高機能で軽快なペイント系グラフィックソフト
- ソフト種別
- フリーソフト
-
アップデート情報
窓の杜収録ソフト
(2014/8/5 14:28)
高機能で軽快なペイント系グラフィックソフト
ニュース
(2014/8/5 15:51)
ファイル管理ソフト「As/R」の最新版v5.0.0.0が、1日に公開された。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。
「As/R」は、老舗のファイラー「まめFile」の後継として開発されたタブ切り替え型のファイル管理ソフト。軽量かつ高速でありながら、痒い所に手が届くさまざまな機能を取り揃えるのが特長。オプションを調整したり、コマンド定義ファイルやスクリプトを記述することで、すみずみまで柔軟にカスタマイズすることも可能で、「エクスプローラ」では飽き足らない上級者向けのファイラーとして一定の支持を集めている。
最新版となるv5.0.0.0では、Windows XPサポートが削除された。旧型フォルダーバーをはじめとするWindows XPに依存する機能の多くが削除されており、それに伴ってパフォーマンスが向上している部分もあるという。
そのほかにも、変更は多岐にわたる。たとえば、スクリプトに関連する機能が大幅に拡張された。変数を宣言する“Var”コマンドが追加されたほか、条件分岐や繰り返し処理を行う制御構文が多数導入されている。
また、ローマ字の入力で日本語テキストをインクリメンタル検索できるようにするライブラリ“C/Migemo”にも対応。オプション画面の[全体]−[インクリメンタルサーチ]項目でライブラリや辞書の保存先を指定しておけば、ファイルリストなどで“Migemo”検索が利用できるようになる。
(樽井 秀人)
#モリトーク
第109話
(2014/8/5 16:22)
パソコン作業の多くがWebブラウザーとWebアプリケーションへ移行した昨今、それはWindows上で別のOSが稼動しているようなもの。「Firefox」を除く主要なWebブラウザーはマルチプロセスを採用し、OSに近い環境で動作する。専用アプリも提供されている「Google Chrome」はまさにOSそのものだ。
その結果、Windows上で実行されるプロセスの総数は増え続けており、プロセス数をタスクトレイアイコンで表示するソフト「ProcessCounter」などがそれを実感させてくれる。ところが、たとえば「Google Chrome」の各プロセスをWindows標準のタスクマネージャで確認すると、そのすべてが“chrome.exe”と表示されて区別できない。
そこで今回は、「Google Chrome」に搭載されているタスクマネージャを復習しておきたい。「Google Chrome」のタスクマネージャはタブバー上の右クリックメニュー、もしくは[Shift]+[Esc]キーで呼び出せ、ほかのWebブラウザーにはない機能だ。
その使い勝手はWindows標準のそれとほぼ同じであり、実行しているタブプロセスやプラグイン、拡張機能の詳細名に加えて、CPU占有率やメモリ使用量、ネットワーク通信速度などもプロセスごとに確認できる。また、任意のプロセスを強制的に終了させることも可能。
代表的な活用法は、無駄にメモリを消費している拡張機能を突き止め、もし使っていないなら整理すること。また、タブを閉じることなくメモリを開放したいときには、Flashプラグインを強制終了するのも比較的安全でオススメだ。
(中井 浩晶)
ニュース
(2014/8/5 18:03)
firealpaca.comは4日、シンプルで軽快に動作するペイント系グラフィックソフト「FireAlpaca」の最新版v1.1.2を公開した。最新版の主な変更点は、線を一定の方向に引くことができるスナップ機能の設定を保存可能になったこと。
スナップ設定は、[スナップ]メニューから[スナップの保存]項目を選択することで保存可能。なお、スナップ設定は画像ごとに保存される仕組みで、ファイルを本ソフト独自のMDP形式で保存する場合にのみ保持される。また、Windows版では縦書きフォントへ対応した。フォントの選択時、フォント名の先頭に“@”がついているフォントを選択すれば縦書きで文字を入力可能。
そのほかにも、PNG形式で画像を保存する際に透過PNGと24bitカラーのPNGを選択可能になった。さらに、レイヤー情報を含む画像をレイヤーを保持できない画像形式で保存しようとした際にエラーメッセージが表示されるようになったほか、ブラシ編集ダイアログでブラシサイズの数値入力が可能になるなど、一層使い勝手を向上した更新となっている。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
(市川 祐吉)
ニュース
(2014/8/5 18:15)
米Microsoft Corporationは4日(現地時間)、統合開発環境「Visual Studio 2013」の更新プログラム「Visual Studio 2013 Update 3(VS 2013.3)」を公開した。現在、同社のダウンロードセンターから無償でダウンロードできる。
「Visual Studio 2013」では定期的な大型アップデートが計画されており、今回のアップデートはその3度目にあたる。「Update 3」にはこれまで公開されたすべてのアップデートが含まれているため、「Update 3」をインストールすれば「Update 1」や「Update 2」の適用は不要。「Update 3」が適用済みの「Visual Studio 2013」も用意されている。
「VS 2013.3」における目玉は、最上位版の“Ultimate”で利用可能な“CodeLens”や“Code Map”の機能が大幅に強化されたこと。しかし、無償版の“Express”でも体験できる機能改善も少なくない。
たとえば、Windows ストアアプリ開発ではマルチモニターがサポートされた。デバッグ実行する際にアプリをセカンダリモニターに配置しておけば、「Visual Studio」がそれを記憶し、次回のデバッグからアプリをセカンダリモニターへ配置するようになる。
さらに、「Visual Studio」の更新がダウンロードできるようになると、画面右上にある通知バッジが黄色へ変わるようになった。この通知バッジをクリックすると、通知ハブの表示を簡単にON/OFFすることが可能。また、英語版「Visual Studio」でメニュー項目がすべて大文字で表示されていたのを無効化するオプションが追加された。
そのほかにも、「VS 2013.3」のリリースに合わせて「Windows Phone 8.1 Update」の新しいSDKとエミュレーターや「Azure SDK 2.4 RTM」、「Multi-Device Hybrid Apps CTP 2.0」、「IntelliTrace Stand-alone Collector」といったツール群が公開されている。詳細は開発チームのブログ記事を参照してほしい。
(樽井 秀人)
ダイジェストニュース
(2014/8/5 19:32)
(窓の杜編集部)
レビュー
(2014/8/6 11:00)
「AMATERAS Dome Player」は、ドームシアター専用の映像プレイヤー。64bit版のWindows 7/8/8.1に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
“ドームマスター”と呼ばれる全天周映像に特化した動画・静止画プレイヤーであり、本来はドームシアターでの上映を想定したプロ用ツール。それと同時にパソコンのモニター上でドームを再現し、一般ユーザーが全天周映像を手軽に楽しめるのも特徴だ。
JPEG/PNG/BMP画像やAVI/WMV/MOV/MP4動画などを読み込むと、仮想の3Dドームへ投影された映像をその外側から鑑賞できる。また、[表示]タブの[スタイル]メニューで“広角表示”を選択すれば、ドームの内側から映像を観たような状態に切り替えられる。このとき、マウスドラッグで視点を移動したり、マウスホイールで拡大・縮小することが可能。
ドームマスター素材を自前で撮影するのは難しいので、まずは本ソフトに同梱されている静止画・動画ファイルを利用するとよいだろう。また、作者サイトでも紹介されている“オーロラ3Dプロジェクト”のオーロラ映像や、宇宙科学研究所の公式サイトで公開されている“はやぶさ”のCG映像もオススメだ。
なお、本ソフトは20万円(税別)などで販売されている製品の体験版であり、すべての機能を試用できるものの、一部の機能では映像にロゴが挿入される。
(中井 浩晶)
アップデート情報
パッケージ・ドライバー関連
(2014/8/6 12:24)
アップデート情報
電子書籍新刊情報
(2014/8/6 12:27)
アップデート情報
窓の杜収録ソフト
(2014/8/6 13:25)
インデックス作成が高速なローカルファイル検索ソフト
インデックス作成が高速なローカルファイル検索ソフト
レビュー
(2014/8/6 13:52)
「FlightRadar24」は、フライト追跡サービス“FlightRadar24”の公式クライアントアプリ。x86/x64/ARM環境に対応するWindows ストアアプリで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。“Windows ストア”でダウンロード販売されており、価格は350円(税込み)。1日間の試用期間が設けられている。
本アプリを利用すると、世界中の航空機のトラフィックをWindows タブレットでリアルタイムに閲覧することが可能。“FlightRadar24”は2006年、スウェーデンの航空ファンが趣味で始めたプロジェクトで、世界中の旅客機の現在位置をリアルタイムで“Google マップ”へ表示する。時とともに少しずつ移動していく飛行機のアイコンをぼんやり眺めているだけでも結構楽しい。
“FlightRadar24”は、航空機が発信する“ADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)”信号を受信し、それに含まれるGPSデータをもとに航空機をマッピングする。“ADS-B”信号は航空機の衝突防止装置の精度を高めるために発信されており、一般のユーザーでも受信が可能。“FlightRadar24”は世界各国の航空ファンから寄せられた“ADS-B”情報のネットワークで成り立っている。
“FlightRadar24”はWebブラウザーで利用することも可能だが、最寄りの空港やよく使う便をスタート画面にピン留めしてすばやくアクセスしたり、[共有]チャームで他のアプリケーションと簡単に連携できるのはネイティブクライアントならでは。飛行機での移動が多いユーザーや、飛行機が大好きなユーザーにはクライアントアプリの方をお勧めしたい。
ネイティブクライアントの「FlightRadar24」では、地図に“Bing Maps”が利用されている。この地図は自由に移動と拡大・縮小が可能。地図に表示されている飛行機アイコンを選択すると、フライト情報を表示するサイドパネルとともに、飛行機が通った軌跡が線で表示される。線の色は高度を表しており、赤色であれば13,000メートル程度の高度、青色ならば6,000メートルほどの高度、黄色であれば低高度であることを示している。
なお、飛行機のアイコンは通常黄色で表示されるが、アメリカやカナダでは橙色で表示されているものもある。これは連邦航空局(FAA)から取得したデータを利用して位置情報を表示していることを示しており、“ADS-B”信号よりも約5分遅れの表示となる。
また、地図に表示されているピンは主要な空港の位置を示す。空港を選択すれば、当該空港で予定されている到着便や出発便のフライト情報を確認することが可能。空港の気象情報を知ることもできる。
フライトや空港は、“お気に入り(Favorites)”へ登録したり、スタート画面へピン留めすることが可能。地図で選ぶのが難しい場合は、画面右上にある検索ボックスで見つけることもできる。たとえば最寄りの空港をスタート画面にピン留めしておけば、フライトの遅延情報がすばやくチェックできて便利。
そのほかにも、デバイスのカメラを利用した“AR(Augmented Reality:拡張現実)”機能を搭載。もし飛行機が空を飛んでいるのを見かけたら、「FlightRadar24」のAR機能をアプリバーから起動して、カメラ越しに飛行機を覗いてみよう。“FlightRadar24”がその飛行機からの“ADS-B”信号を受信できているならば、フライト情報がツールチップで表示されるかもしれない。
(樽井 秀人)
杜のAndroid研究室
第203回
(2014/8/6 15:03)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、この夏の“ゲリラ豪雨”対策や熱中症予防などにも役立つ天気予報アプリ「アメミル」「お天気モニタ」を紹介しよう。
「アメミル」は、現在地周辺の降雨状況をレーダー付きの地図やARでリアルタイムに把握できるアプリ。降雨状況の移り変わりをアニメーション表示できるほか、登録した地域の降雨予報をプッシュ通知する機能などを備えている。雨が降り出す前に通知してもらったり、降雨状況を地図やARで把握することで、“ゲリラ豪雨”などに対処できるだろう。
起動画面には、現在地を中心とした“Goole マップ”が表示され、降雨状況を示す気象レーダーの情報が重ねて表示される。地図は上下左右にドラッグして移動できるほか、ピンチイン・アウトで拡大・縮小もでき、周辺の降雨状況を確認可能。
気象レーダーの降雨状況は5分ごとに更新されており、画面下部中央の[更新]ボタンをタップすることで最新の情報に更新することが可能。また、その左隣にある[再生]ボタンをタップすれば、1時間前から現在までの降雨状況の移り変わりをアニメーション表示できるほか、画面左右の[戻る][進む]ボタンをタップし、5分ずつ時刻を前後させて降雨状況を確認することもできる。
なお、無料機能では現在時刻より先の降雨状況の予測は表示できないが、月額100円(税込み)の有料会員に登録することで、1時間先までの予測もアニメーションや[戻る][進む]ボタンのタップで表示可能になる。
起動画面右下の[3D]ボタンをタップすると、ARモードに切り替えて降雨状況を確認可能。ARモードでは、カメラをかざすことで、その方角にある雨雲と雨のアニメーションが風景に重ねて表示される。雨雲は気象レーダーの情報と同様に雨量に応じて色付けされているほか、画面中央の長方形の枠内に雨雲を収めることで、1時間あたりの雨量を数値でも表示可能。また、画面右上の目盛りでは、現在地から雨雲までの距離を確認することができる。
さらに、画面右下の[戻る][進む]ボタンでは、地図モードと同様に時刻を前後させて雨雲の移り変わりを確認できるが、現在時刻より先の予測は有料会員のみ表示可能。なお、画面下部中央にある[共有]ボタンをタップすると、Twitterの公式クライアントアプリを起動し、表示中のARモードの画面を画像としてTwitterに投稿できる。Twitterへの投稿を行うと、その日に限って有料会員の機能を無料で使うことが可能だ。
起動画面左下にある[メニュー]ボタンのメニューから[雨通知]項目を選択して表示される画面では、降雨予報の通知を設定可能。通知を行う地域のほか、通知する雨の強さや時間帯、曜日、通知間隔などを設定でき、指定した地域で1時間以内の降雨予報が出るとプッシュ通知が行われる。
また、メニューの[設定]項目からは、地図モードにおける“Google マップ”の表示を“航空写真”または“地図+写真”に変更できる。そのほか、メニューの[雨レーダー・デモ]項目を選択して表示されるデモモードの画面では、全国で過去に発生した大雨を一覧から選択し、地図やARで当時の降雨状況を確認することが可能だ。
「お天気モニタ」は、天気に関するさまざまな情報を1ページでまとめてチェックできる天気予報アプリ。設定した地域の3時間ごとの天気予報や週間天気、天気図や雨雲レーダーなどを画面をスクロールするだけですばやく確認でき、これらの情報をチェックするために画面遷移を繰り返す必要がないのが特長。なお、天気情報には気象庁発表のデータを利用している。
初回起動時に表示されるポップアップメニューから、天気予報を確認したい地域を選択するだけで地域設定が可能。以降は、設定した地域のさまざまな天気情報が起動画面の1ページに並んで表示される。
画面上部の“3時間予報”では、3時間ごとの天気と気温、風向きと風速の予報を24時間先まで確認可能。また、“週間予報”では、翌日から1週間分の天気と降水確率、最高・最低気温の予報を確認できる。いずれも画面に表示されていない部分の予報は、左へスクロールすることで表示可能だ。
“3時間予報”または“週間予報”の右上にある[全国]リンクをタップすると、全国主要都市の一覧画面を表示して、各都市の“3時間予報”または“週間予報”を確認することができる。
起動画面の“リアルタイム観測値”では、気温と気圧、湿度、雨量、風速の観測値を折れ線グラフと数値で表示可能。気温などの直近の観測値のほか、これまでの移り変わりも確認することができる。
また、その上にある“気象ニュース(全国共通)”には、地震や台風、季節の天気などのニュースの見出しが表示され、タップするとWebブラウザーでニュースサイトや天気情報サイトなどにアクセスして、記事を閲覧することが可能。なお、表示されるニュースは設定した地域に関係なく、全国共通となっている。
“リアルタイム観測値”の下側では、設定した地域を中心とした“天気図”“雨雲レーダー”“天気分布予想”“衛星画像”の各画像を閲覧できる。各画像の左下にある[再生]ボタンをタップすれば、これまでの移り変わりやこの先の予測をアニメーション表示することが可能。また、画像下部のスライドバーを左右にスライドしたり、[<][>]ボタンをタップすることでも、時刻を前後させて推移や予測を確認できる。
さらに、“天気図”などの画像の右下にある[-][+]ボタンをタップして縮尺を変更できるほか、画像右上の[画像を動かす]“リンク”をタップしてから画像を上下左右にドラッグすれば、天気図や雨雲レーダーなどをスクロールさせられる。また、画像右上にある[全域]をタップすれば、日本列島全体を表示した“天気図”“雨雲レーダー”“天気分布予想”“衛星画像”を一覧できる画面を表示可能だ。
そのほか、設定した地域周辺の天気予報についてテキストで解説した“天気概況”を閲覧できるほか、平年の気温や月の満ち欠け、日の出・日の入時刻などを1週間分表示した“暦”を確認することが可能。
なお、画面最下部にある“地域一覧”や、画面右上の[地域変更]ボタンから地域を選択し、他の地域の天気情報を一時的に表示して確認することもできる。また、起動時に表示される天気情報の地域は、画面右上の[メニュー]ボタンからのポップアップメニューで[起動時の地域を設定]項目を選択し、表示される一覧から地域をを設定し直すことが可能。
ニュース
(2014/8/6 15:25)
ファイル検索ソフト「Everything」の最新版v1.3.4.686が、6日に公開された。v1.3系統の正式版が公開されるのは今回が初めて。
「Everything」は、高速かつ軽快な動作が売りのファイル検索ソフト。検索ボックスと検索結果画面だけというシンプルなユーザーインターフェイスも好印象だ。
OS標準のファイル検索機能「Windows サーチ」と異なり、“すべて”のファイルがリストアップされた状態から入力したキーワードで絞り込んでいくというスタイルになっているのが本ソフトの名前の由来。毎回ファイルシステムを走査するのではなく、あらかじめ作成しておいたNTFSのインデックスを利用して検索するのが本ソフトの速さの秘密で、ファイルシステムを監視して変更をインデックスに反映させるためタスクトレイ常駐型アプリケーションとして振る舞うが、システムへの負荷は非常に軽い。
v1.3系統では64bit版Windows向けのビルドが用意されたほか、多言語対応のインストーラーが提供される。これまでも言語パックを導入することで日本語化することは可能だったが、マルチランゲージ版のインストーラーを利用すればその手間を省くことができる。
また、「Everything」をWindows サービスとして動作させらるオプションが追加されたのも大きな改善点。Windows Vista以降では「Everything」を起動する際にUACダイアログが表示されなくなるため、使い勝手が向上する。また、設定とデータをユーザーフォルダ(“%APPDATA%”フォルダ)へ保存するオプションも追加された。これらのオプションは、インストール時のウィザードやオプション画面で変更が可能。とくに理由がない場合は初期設定のままにしておくことをお勧めする。
そのほかにも、検索履歴をキーボードショートカットで呼び出したり自動補完に利用する機能、検索条件を保存して再利用するブックマーク機能、指定した形式のファイルのみがマッチするようにするフィルター機能、指定したネットワークフォルダ・FAT32フォルダのインデックス化、ファイルリストのエクスポート・インポートといった新しい機能がサポートされた。また、変更日時ベースの検索機能も搭載。たとえば検索ボックスに“rc:last10mins”と入力すれば過去10分以内に変更のあったファイルのみが表示され、リアルタイムに更新されるようになる。
「Everything」は64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8に対する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
(樽井 秀人)
レビュー
(2014/8/6 18:00)
「ichinen search for Firefox」は、ワンクリックでGoogle検索の期間を指定できる「Firefox」用の拡張機能。「Firefox」v3.5以降に対応するフリーソフトで、ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”からダウンロードできる。
Google検索に引っかかる記事が古いものばかりで困ったことはないだろうか。そんなときは“検索ツール”で“1年以内”や“1週間以内”などと期間を限定して検索するのがお勧め。最近更新されたばかりのフレッシュな記事だけが検索結果に表示されるようになる。
この検索期間の限定機能を、拡張機能のボタンクリックで手軽に有効化・無効化できるようにしたのが「ichinen search for Firefox」だ。ボタンのアイコンが緑色の場合は“検索ツール”の期間限定機能が有効であることを表し、赤色の場合は無効であることを示す。
さらに、ボタンのプルダウンメニューを利用すれば“24時間以内”や“1時間以内”へ期間を変更することも簡単に行える。「Firefox」のカスタマイズ画面から本拡張機能のボタンをツールバーやメニューパネルへ追加し、すばやくアクセスできるようにしておくと便利だろう。
なお、本拡張機能は「Google Chrome」用の拡張機能「ato-ichinen」を参考にして開発されたという。「Google Chrome」で同様の機能を利用したい場合は、こちらを導入しよう。
(樽井 秀人)
ダイジェストニュース
(2014/8/6 18:19)
(窓の杜編集部)
短期集中連載
(2014/8/7 11:00)
本連載では、定番クリーニングソフト「CCleaner」の機能を紐解き、各項目が実行しているクリーニングの対象を詳細に解説していく。今回も、引き続き“レジストリ”セクションの項目を個別に解説する。
かつてWindowsのヘルプシステムでは、拡張子“.hlp”を持つヘルプファイル本体や、拡張子“.cnt”持つ索引情報ファイルなどを組み合わせて使っていた。ちなみに正式名称は“Microsoft WinHelp”である。その後、Webページを構成するHTMLファイルや画像ファイルなどをひとつのファイルにまとめた、拡張子“.chm”を持つ“Microsoft Compiled HTML Help”に移行したが、2001年頃には拡張子“.hxs”を持った“Microsoft Compiled HTML Help 2.x”もリリースされた。しかし、開発環境が必要なため、あまり広まらなかったように記憶している。
さらにWindows Vista時代からはXMLベースの“Microsoft Assistance Markup Language”に移行。俗に“AP Help”と呼ばれるヘルプ形式に移行するため、ヘルプのビューワーである「winhlp32.exe」は既定で提供されなくなった。Windows 8.1の場合、サポート情報ページの“Windows ベースのプログラムでヘルプを開いたときのエラー: "機能が含まれない" または "ヘルプがサポートされていない"”(KB917607)で公開済みの更新プログラムを適用することで表示可能だ。
前振りが長くなってしまったが、「CCleaner」は“HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Help”キーおよび“HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\Help”キーに登録したWinHelpファイルが、指定したフォルダに存在するかスキャンを行っている。他の項目と同じく、ヘルプファイルが存在しない場合に孤立したエントリとして削除対象になる仕組みだ。クリーニング時に現れた場合は、削除対象に含めるとよい。
アプリケーションなどをインストールする場合、「Windows Installer」に代表されるインストーラーを使用するが、その「Windows Installer」が使用するレジストリキーが、“HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Installer”キーである。通常は本キー以下の“Folders”キーにインストール情報を格納しているが、他の項目と同じく孤立したエントリを見つけ出すのが「CCleaner」の役割だ。
本項目を使う場合、よく目にするのが「Microsoft Silverlight」である。ちょうど本稿を執筆している間にバージョン5.1.20913から5.1.30214へ更新したようだが、旧バージョンの言語ファイルに関するエントリが多数列挙されていた。前述のキー情報と参照先となるフォルダをスキャンするため時間がかかるものの、この他にもアンインストーラーが取りこぼしたエントリなども検出するので、定期的なクリーニングをお勧めする。
アンインストーラーがエントリを削除しても、親となるキーが残ってしまうケースは珍しくない。“未使用のソフトウェア”はサブキーやエントリが存在しない“HKEY_CURRENT_USER\Software”および“HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node”キーをスキャンし、クリーニング対象として列挙している。ただし、明らかに不要なキーだとしてもサブキーやエントリを含んでいる場合は対象外だ。
さらに「セキュリティが強化されたWindowsファイアウオール」で作成した規則も対象となる。具体的には、“HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\FirewallRules”キーをスキャンし、データで指定した実行形式ファイルが存在しない場合、クリーニング対象に加える仕組みだ。いずれも不要な情報なので、削除対象に加えることをお勧めする。
Windowsはサインイン時に指定したプログラムを自動実行する機能を備えているが、その中でもレジストリ内で管理しているエントリに対して、孤立していないかスキャンするのが“スタートアップアプリケーション”の機能だ。そのため、“%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup”および“%ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\StartUp”フォルダのショートカットファイルは対象外となる。
スキャン対象となるのは下記に列挙したキーだが、各エントリのデータをもとに実行形式ファイルがあるか確認し、孤立したエントリをクリーニング対象に加える仕組みだ。問題点が列挙された場合は詳細を確認し、アプリケーションを再インストールするか、エントリを削除するか判断しよう。
こちらの原文は“Start Menu Ordering”のため、項目名としては間違っていないものの、公式サイトの説明には“存在しないスタートメニューのアプリケーションエントリを削除する”と書かれている。改めて動作を確認しようと思ったが、ご承知の通りWindows 8.1にプログラムメニューは存在しない。そこでWindows 7上で「CCleaner」からスキャンを実行しても、“問題点”が列挙されないのである。
次に「Process Monitor」で検証したところ、“HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\MenuOrder\Start Menu2\Programs”キーへのアクセスを確認した。確かにWindows XP時代は、“Programs”キーに対するサブキーとして多くのプログラムメニュー情報が格納されていたが、Windows 7/8.1ではエントリすら存在しない。念のため「CCleaner」のデバッグモード(CCleaner.exeに“/debug”オプションを付けて実行する)も試したが、とくに得られるものはなかった。
これ以上の検証はリバースエンジニアリングしないと難しいので控えるが、少なくともWindows 8.1で本項目をクリーニング対象に含める必要はないだろう。
この“MUIキャッシュ”で対象となるのは、ユーザーが使用したファイルの履歴情報だ。具体的には新しいアプリケーションを使用する際に、OSが実行形式ファイルのバージョンリソースからアプリケーション名などを抽出し、エントリとして格納する仕組みを“MUIキャッシュ”と称する。
「CCleaner」がスキャン対象としているのは、“HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\ShellNoRoam\MUICache”および“HKEY_CURRENT_USER\\Software\Classes\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\Shell\MuiCache”キー。具体的にはWindows XPまでは前者のキーを参照し、Windows Vista以降は後者のキーを参照する仕組みだ。そして、ここにパスと実行ファイル名を持つ文字列値を作成し、データへアプリケーション名が格納される。
「CCleaner」は、このエントリをもとにファイルが存在するか確認し、存在しない場合に“問題点”として列挙する仕組みだ。端的に述べれば“既に存在しないファイルのエントリ”となるため、削除対象に加えても何ら問題はない。
メッセージダイアログ起動時やエラー発生時に再生するサウンドは、“HKEY_CURRENT_USER\AppEvents”キーで管理されている。キーの構成を語るとそれだけで1回分の連載が飛んでしまうため割愛するが、「CCleaner」は“HKEY_CURRENT_USER\AppEvents\Schemes\Apps\.Default\.Default\.Current”キーなどの“(既定)”値で指定したサウンドファイルが存在するかスキャンし、その結果存在しないファイルを“問題点”として列挙する仕組みだ。
あまりカスタマイズの分野でも人気がないサウンドイベントだけに、トラブルが発生することは希だろう。だが、データ(エントリ)の整合性を取るという意味では、クリーニング対象に加えておくことをお勧めする。
Windowsの各種機能を支える“Windowsサービス”は、高いユーザー権限で実行形式ファイルを動かしているのが大半だ。こちらの情報は“HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services”キーに連なるサブキーで管理され、スタートアップの種類や実行パラメーターの指定などが行われている。
「CCleaner」は、サービスごとに存在するサブキーのDWORD値“Type”(サービスの種類)と展開可能な文字列値“ImagePath”を参照し、前者は数値が正しいか確認。後者は指定した実行形式ファイルが存在するか確認し、存在しない場合は“問題点”として列挙する。
Windowsサービスが孤立するケースはさほど多くないが、「iTunes for Windows」のように多くのWindowsサービスを組み込むタイプのアプリケーションは注意が必要だ。特定のWindowsサービスが稼働しないことで、「iTunes」やOSが正常に動作しない経験をお持ちの方もおられるだろう。こちらはアンインストール&再インストールすれば解決するトラブルだが、何らかの理由でWindowsサービスに起因するトラブルが発生した場合は、「CCleaner」でクリーニングするのも手だ。
以上で、「CCleaner」が実行しているクリーニング項目の解説は終了となる。Windows XP過渡期から現在まで長く愛されてきた「CCleaner」は、現行OSであるWindows 8.1では不要な項目も存在するが、今なお有益なツールであることは明らかだ。しかし、以前から気になっていたのが、実際にファイルやエントリを削除するにもかかわらず、その内容がソフト上で詳しく解説されていない点である。今回は必要最小限の解説にとどめたが、本稿がこれから「CCleaner」を使おうとするユーザーの一助になれば幸いだ。
アップデート情報
パッケージ・ドライバー関連
(2014/8/7 13:08)
今日のお気に入り
(2014/8/7 13:24)
デスクトップの右クリックメニューにWindowsの“アクセサリ”メニューを追加できるエクスプローラ拡張ソフト。
Windowsには“アクセサリ”と称して、便利なツールが標準でいくつか搭載されている。メモ帳、電卓、ペイントといったツールは有名だが、これら以外にも簡易的な編集機能を備えたキャプチャーツールや、オーソドックスでシンプルな付箋紙、ペンタブレット向けの数式入力パネルといった便利なツールが搭載されているのはあまり知られていないだろう。
こうした各種ツールを利用する場合、通常ならスタートメニューからたどっていく必要があるが、本ソフトで拡張すればデスクトップの右クリックメニューから簡単にアクセスできるようになる。
本ソフトを実行すると、デスクトップ上の何もないところで右クリックすると表示されるメニューに[アクセサリ]の項目が追加され、このサブメニュー内にメモ帳や電卓といった各種ツールが登録される。なお、追加されるのはアクセサリメニュー直下の各種ツールのみで、スタートメニューのアクセサリ内に存在する“アクセシビリティ”や“システムツール”といったサブメニューまでは追加されない。
また本ソフトのメイン画面では、コマンドプロンプト、メモ帳、ワードパッド、電卓などいくつかのツールの設定を初期化することも可能。
(久保 望)
レビュー
(2014/8/7 14:17)
「dhIMG Twitter」は、指定したTwitterアカウントでアップロードされた画像をダウンロードできるツール。Windows 98以降に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、Twitterへアップロードした画像をローカルへバックアップしたい場合に便利。また、お気に入りのTwitterアカウントの画像をまとめてダウンロードするといった用途にも利用できるだろう。ただし、一般公開されていないアカウントの画像はダウンロードできないので注意。
使い方は簡単。まず、“Step 1”のテキストボックスへ対象となるTwitterアカウントのスクリーンネーム(ユーザー名)を入力し、取得する画像の最大数(Max Images)を指定する。続いて[Find Images]ボタンを押し、“Fetched Images Now Goto Step 2”というダイアログが現れるまでしばらく待とう。
ダイアログが表示されたら[OK]ボタンを押してダイアログを閉じ、“Step 2”に進んで保存先のフォルダを指定する。あとは“Step 3”の[RUN!]ボタンを押せば、ユーザー側の準備はすべて完了。“Step 2”で指定したフォルダに“Step 1”で入力したスクリーンネームのサブフォルダが作成され、そこに画像がダウンロードされるはずだ。ダウンロードが完了するとそれを通知するダイアログが現れ、保存先のフォルダが「エクスプローラ」で表示されるので、それまでしばらく待とう。
(樽井 秀人)
ニュース
(2014/8/7 15:47)
米Adobe Systems Incorporatedは6日(現地時間)、「Adobe Flash Player 15」および「Adobe AIR 15」のベータ版を公開した(コードネーム:Market)。現在、同社のラボサイト“Adobe Labs”から無償でダウンロード可能。
本ベータ版ではセキュリティや安定性、パフォーマンス、デバイスの互換性などを向上させる機能改善や不具合の修正に加え、いくつかの新しい機能が追加されている。
たとえば、Windows 8以降の「Internet Explorer」でズームレベルサポートが改善。“Surface”をはじめとする一部のデバイスでは既定のズーム倍率が150%に設定されているが、これまでの実装では「Flash Player」や3Dコンテンツの一部で問題が発生することがあった。しかし、新しい実装ではズーム倍率が100%以外の場合も正常に動作するよう、バッファの扱いなどが改良されているという。
また、全画面表示の際にデバイスの向きが変更されたことを通知するイベントが実装された(Windows版のみ)。現行版の「Flash Player」ではデバイスの向きに応じてコンテンツが自動的に拡大・縮小されるが、この挙動を開発者がよりきめ細かく制御できるようになる。
そのほかにも、Windows版「Google Chrome」のPPAPI版「Flash Player」プラグインで、ビデオのハードウェアデコードが標準で有効化される。これによりCPU負荷の削減とパフォーマンス向上が期待できる。また、“StageVideo”を使用したハードウェアアクセラレーションが利用できない環境で、自動的にソフトウェアレンダリングへフェイルオーバー(代替処理)する仕組みが導入された。
(樽井 秀人)