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【アップデート情報】窓の杜収録ソフト 7月16日

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アップデート情報

窓の杜収録ソフト

7月16日

(2014/7/16 15:49)

圧縮・解凍・ランタイム

    • Java Runtime Environment (JRE)

      バージョン・リリース日
      v7 Update 65(14/07/15)
    • Java言語で開発されたソフトを実行するために必要なランタイム

      ソフト種別
      フリーソフト

オフィス

    • Print Job Canceller

      バージョン・リリース日
      v3.0
    • Windowsの印刷スプーラーに残っているジョブを一括削除できるソフト

      ソフト種別
      フリーソフト

インターネット・セキュリティ

    • Skype

      バージョン・リリース日
      v6.18.0.105
    • P2P技術を利用した音声・ビデオチャットソフト

      ソフト種別
      フリーソフト

画像・映像・音楽

    • paint.net

      バージョン・リリース日
      v4.0.2(14/07/15)
    • 自動選択やヒストグラム補正のできるフリーのレタッチソフト

      ソフト種別
      フリーソフト (寄付歓迎)

システム・ファイル

    • Oracle VM VirtualBox

      バージョン・リリース日
      v4.3.14(14/07/15)
    • USB機器も利用できるフリーの仮想PC作成・実行ソフト

      ソフト種別
      フリーソフト

Adobe、日中韓の漢字を網羅したオープンソースのフォント「Source Han Sans」を公開

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ニュース

Adobe、日中韓の漢字を網羅したオープンソースのフォント「Source Han Sans」を公開

Googleと日本のイワタなど各国のフォント制作会社が協力

(2014/7/16 16:08)

「Source Han Sans」v1.000

 米Adobe Systems Incorporatedは15日(現地時間)、Google Inc.および(株)イワタなどと共同開発したオープンソースのフォント「Source Han Sans」を公開した。Windowsに対応するOpenTypeフォントで、現在“SourceForge”“GitHub”からダウンロードできるほか、Webフォントサービス“Adobe Typekit”からも利用できる。

 「Source Han Sans」は、日本・中国・韓国で使われている文字を網羅したゴシック体のフォント。日中韓で使われている漢字を統一のデザインで利用できるため、東アジアに向けた印刷物やWebページ、ソフトなどで、イメージをずらすことなく各国の文字を使えるのがうれしい。もちろん、中国語は繁体字と簡体字を収録している。

 字体は印刷やPCのモニターなどさまざまな条件で可読性が高くなるようにデザインされており、モバイル端末の小さいモニターでも読めるように考慮されている。本フォントの制作には、日本のイワタなど各国のフォント制作会社が協力しており、どの言語の文字も品質が高いのが特長だ。日本の漢字は1万7千字程度収録されており、“JIS X 0213:2004”の漢字などを網羅している。なお、日本語部分は名称が「源ノ角ゴシック」とされており、ソフトなどから呼び出す場合もこの名称で表示される。

 ウエイトは極細の“ExtraLight”から極太の“Heavy”まで7種類用意されており、多様なシーンで利用できるだろう。ファイルは、各国の文字を全部収録した多言語OTFファイルや、各国個別の文字のみを収録したOTFファイルのほか、各言語別のOTFファイルをまとめた多言語OTCファイル(OpenType Collectionsファイル)が、ウエイト別に用意されている。なお、多言語OTCファイルはMac OS X 10.8以降でないと扱えないほか、多言語OTFファイルも利用できるアプリケーションが限られているので注意。

 さらに同日、本フォントのGoogle版「Noto Sans CJK」も公開されている。「Noto Sans CJK」は、漢字など日中韓の文字は「Source Han Sans」と共通だが、欧文の文字はGoogleの公開している“Noto”シリーズの字体が使われいる。

ソフトウェア情報

「Source Han Sans」
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windowsなど(編集部にて64bit版のWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.000(14/07/15)

URL

adobe-fonts/source-han-sans ・ GitHub
https://github.com/adobe-fonts/source-han-sans
Source Han Sans / Home / Home
http://sourceforge.net/adobe/source-han-sans/wiki/Home/
アドビ、Googleと協力し、画期的なデジタル書体を発表 | Adobe
http://www.adobe.com/jp/news-room/news/201407/20140716_SourceHanSans.html

(長谷川 正太郎)

Google、日本語・中国語・韓国語をカバーしたオープンソースフォント「Noto Sans CJK」

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ニュース

Google、日本語・中国語・韓国語をカバーしたオープンソースフォント「Noto Sans CJK」

フォントウエイトは7種類。各国語の字体バージョンや異体字もサポート

(2014/7/16 16:11)

「Noto Sans CJK」v1.000

 米Google, Inc.は15日(現地時間)、オープンソースフォント「Noto」ファミリーに日本語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語をカバーしたフォント「Noto Sans CJK」を追加したと発表した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。

 「Noto Sans CJK」は、漢字・ひらがな・カタカナ・ハングルをサポートしたOpenType形式のオープンソースフォント。Adobe社との共同開発の成果で、フォントデザインの著作権はAdobeに帰属するが、Apache License 2.0ライセンスの下にリリースされているため利用は自由。繁体字中国語、簡体字中国語、日本語、韓国語の各バリエーションの漢字書体をサポートするほか、“Adobe-Japan1-6”グリフ集合に含まれる漢字もカバーしており、珍しい表記の名字・地名なども異体字により表現できる。

漢字は繁体字中国語、簡体字中国語、日本語、韓国語の各バリエーションをサポート(同社ブログ記事より引用)

 フォントウエイト(太さ)は、日本語フォントには珍しい非常に細いウエイトからダイナミックな太字までの7種類を用意。従来の「Noto」ファミリーのフォントやAndroidの標準フォントである「Roboto」と組み合わせて使用できるという。

フォントウエイトは7種類

ソフトウェア情報

「Noto Sans Japanese」
【著作権者】
Adobe System Incorporated
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.000(14/07/15)

URL

Google Noto Fonts(ダウンロードページ)
http://www.google.com/get/noto/#/family/noto-sans-jpan
オープンソースの美しい Noto フォントファミリーに日本語、中国語、韓国語が加わりました。 - Google Developer Relations Japan Blog
http://googledevjp.blogspot.jp/2014/07/noto.html

(樽井 秀人)

【杜のAndroid研究室】第200回:Google製オフィスアプリ「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」

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杜のAndroid研究室

第200回

Google製オフィスアプリ「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」

MS OfficeやGoogleドキュメントの文書ファイルをオフラインでも閲覧・編集可能

(2014/7/16 16:41)

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、Googleが提供するオフィスアプリ「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

“Google ドライブ”のワープロ、表計算アプリ

「Googleドキュメント」

 「Googleドキュメント」と「Googleスプレッドシート」は、Googleが提供するオンラインストレージサービス“Google ドライブ”のオフィス文書編集・共有機能の公式クライアントアプリ。“Googleドキュメント”形式のワープロ文書、“Googleスプレッドシート”形式の表計算文書をそれぞれ閲覧・編集・新規作成できるほか、他のユーザーと文書ファイルを共有したり、共同編集することも可能。

 先に公開されていた“Google ドライブ”の公式クライアントアプリ「Googleドライブ」より、ワープロ文書/表計算文書の編集機能をそれぞれ切り出したアプリとなっており、最新バージョンの「Googleドライブ」では、それらの文書編集機能が削除されている。また、Googleが買収したオフィスアプリ「Quickoffice」の機能も両アプリに統合されており、「Microsoft Office」の「Word」「Excel」の文書ファイルの閲覧・編集も可能となっている。

“Googleドキュメント”のほか、端末内のWordファイルも閲覧・編集可能

 ワープロ文書用の「Googleドキュメント」の起動画面には、“Google ドライブ”に保存している“Googleドキュメント”およびWord形式のファイルが一覧され、選択して閲覧・編集することが可能。また、画面右下の[+]ボタンをタップすれば、“Googleドキュメント”形式のファイルを新規作成できる。

 端末内に保存しているWordファイルも閲覧・編集でき、起動画面右上のフォルダ型ボタンをタップして表示されるポップアップメニューから[端末のストレージ]項目を選択すると、端末内のWordファイルを一覧することが可能。また、各種ファイルマネージャーやメールアプリからWordファイルを直接開くことも可能で、閲覧したいファイルをタップすると表示されるアプリ選択用のポップアップで[ドキュメント]項目を選択すれば、本アプリでファイルを開くことが可能だ。

 ファイルを開いて表示される閲覧画面をタップすると編集モードに切り替わり、画面のタップでキャレットを移動して、日本語入力アプリでテキストの加筆・修正を行える。また、テキストをタッチして選択すると、通常のメモアプリのようにコピー&ペーストができるほか、表示されるポップアップのフキダシ型ボタンをタップすることで、“コメント”を書き込むことが可能。

端末内のWordファイルを一覧し、選択して閲覧・編集できる
閲覧画面をタップすると日本語入力アプリが起動し、テキストの加筆・修正を行える

 さらに、画面上部のメニューバーで[A]ボタンをタップすれば、下部に表示されるタブ切り替え型メニューで、文字の色やサイズ、フォントの変更、太字や斜体などの装飾も行える。また、メニューバーの[+]ボタンから行数と列数を指定し、表を挿入することも可能だ。

テキストを選択し、コピー&ペーストや“コメント”の書き込みを行える
メニュバーの[A]ボタンをタップして表示されるメニューでは、テキストの装飾などを行える

 編集が完了したら、メニューバー左側にあるチェック型ボタンをタップして、閲覧画面に切り替え可能。なお、“Googleドキュメント”形式のファイルの場合、更新した内容がリアルタイムにオンラインにも反映されるが、Wordファイルの場合、閲覧画面から起動画面の一覧に切り替えた際に更新したファイルが“Google ドライブ”にアップロードされる仕組みになっている。

ファイルを共有して共同編集でき、オフラインの編集も可能

 閲覧画面上部のメニューバーにある人型ボタンをタップすると、ファイル共有用のポップアップが表示され、ファイルを共有したい相手のメールアドレスを入力し、権限を“編集者”“閲覧者”などから選択して招待メールを送信可能。ただし、他のユーザーと共同編集できるのは“Googleドキュメント”形式のファイルのみで、Wordファイルの場合、“Googleドキュメント”形式に変換して“Google ドライブ”に保存する必要がある。

 ファイルの共同編集時には、同時にファイルを開いている人数が画面右上に表示されるほか、Web版の“Googleドキュメント”と同様に、各ユーザーが編集している箇所も表示されて確認することが可能。

ファイルを共有したいユーザーのメールアドレスを入力し、招待メールを送信できる
共有したファイルを他のユーザーと同時に共同編集できる

 起動画面の一覧で各ファイルの右側にある[…]ボタンのメニューから[端末に保存]項目を選択すると、端末内にファイルが保存され、オフラインでも閲覧・編集が可能になる。また、本アプリで開いてキャッシュが保存されているファイルであれば、同様にオフラインで閲覧・編集を行える。オフラインで編集したファイルは、次にオンラインになったときに自動でアップロードが行われる仕組み。

 そのほか、閲覧画面右上の[…]ボタンのメニューなどから[共有とエクスポート]項目を選択し、次に表示されるメニューで[Word形式で保存(.docx)]項目を選択すると、“Googleドキュメント”形式のファイルをDOCX形式のWordファイルに変換して端末内に保存できる。また、同メニューで[コピーを送信]項目を選択すれば、ファイルをPDFまたはWordファイルに変換し、メールアプリなどを起動して送信することが可能だ。

端末内にファイルを保存すれば、オフラインでも閲覧・編集が可能
“Googleドキュメント”形式のファイルをWordファイルに変換し、端末内に保存したり、メール送信できる

“Googleスプレッドシート”の共同編集やオフライン編集が可能

「Googleスプレッドシート」

 表計算文書用の「Googleスプレッドシート」は、「Googleドキュメント」とほぼ同様の機能を備えており、起動画面で“Google ドライブ”に保存している“Googleスプレッドシート”およびExcel形式のファイルを一覧し、閲覧・編集可能。また、端末内のExcelファイルも閲覧・編集できる。起動画面右下の[+]ボタンから“Googleスプレッドシート”形式のファイルを新規作成することも可能だ。

 閲覧画面でセルをダブルタップすると編集モードになり、日本語入力アプリで数字や関数、テキストを入力できる。また、画面下部に表示される入力エリアの左側にある[fx]ボタンをタップすれば、カテゴリ別の関数一覧を表示し、選択してすばやく入力することが可能。

閲覧画面でセルをダブルタップすると、日本語入力アプリが起動してセルを編集できる
カテゴリ別の一覧から関数を選択し、すばやく入力することが可能

 画面上部のメニューバーで[A]ボタンをタップすると、下部に表示されるタブ切り替え型メニューでは、文字の色やサイズ、表示位置の変更のほか、セルの塗りつぶしや枠線などのセルの書式設定を行うことが可能。また、メニューバーの[+]ボタンからは列・行を挿入できる。

 “Googleスプレッドシート”形式のファイルであれば、閲覧画面上部の人型ボタンからファイルの共有設定を行え、他のユーザーと同時に共同編集することも可能。共同編集時には、他のユーザーがフォーカスしているセルが強調表示され、編集の競合を防げる仕組み。

画面上部のメニューバーの[A]ボタンのメニューから、テキストの装飾やセルの書式設定を行える
“Googleスプレッドシート”形式のファイルを他のユーザーと同時に共同編集できる

 なお、起動画面の一覧で各ファイルの右側にある[…]ボタンのメニューから[端末に保存]項目を選択すれば、端末内にファイルを保存し、オフラインでも閲覧・編集が可能になるが、一部の形式のファイルは編集が行えない。具体的には、Excelファイルおよび2013年12月に公開された新バージョンの“Googleスプレッドシート”形式のファイルはオフラインで閲覧・編集が可能だが、旧バージョンの“Googleスプレッドシート”形式のファイルの場合、オフラインでは閲覧のみ可能で、編集は不可となっている。

旧バージョンの“Googleスプレッドシート”形式のファイルは、オフラインでは閲覧のみ可能で、編集はできない

 そのほか、“Google スプレッドシート”形式のファイルをXLSX形式のExcelファイルに変換して端末内に保存したり、PDFやExcelファイルに変換してメールアプリなどで送信することも可能。

「Googleドキュメント」
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Android 4.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
端末により異なる(14/07/02)
「Googleスプレッドシート」
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Android 4.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
端末により異なる(14/07/02)
Googleドキュメント - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.docs.editors.docs
Googleスプレッドシート - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.docs.editors.sheets

「Skype for Modern Windows 3.0」が公開、10人までのグループビデオ通話が無償に

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ニュース

「Skype for Modern Windows 3.0」が公開、10人までのグループビデオ通話が無償に

Windows デスクトップ、Mac、Xbox Oneに続き、Windows ストアアプリでも

(2014/7/16 17:20)

「Skype」v3.0.0.1002

 米Microsoft Corporation傘下のSkypeは15日(現地時間)、Windows ストアアプリ版「Skype」の最新版「Skype for Modern Windows 3.0」を公開した。一部プラットフォームで無償化されていたグループビデオ通話機能が、Windows ストアアプリでも利用できるようになっている。

 グループビデオ通話機能を利用するには、まずメイン画面の“Skype”ロゴの横に追加されたグループアイコンをタップする。すると参加者の登録画面が表示されるので、グループビデオへ招待する“Skype”ユーザーを選択して[追加]ボタンを押せば、グループチャットが始まる。一度作成したグループは好みの名前を付けたり、お気に入りに登録してあとで再び利用することが可能。

 グループビデオ通話に参加できるユーザーは、自分を含めて最大10人まで。同社によると、グループビデオ通話は3人から4人の間で行われることがもっとも多いとのことで、デザインもそれに最適化。グループ内でもっとも活発に話をしているユーザー3人がグループビデオ通話画面に大きく表示されるようになっている。特定のユーザーをダブルタップして、全画面表示することも可能だ。

自分を含めて4人でのグループビデオ通話に画面デザインを最適化(同社ブログより引用)
全画面表示

 「Skype for Modern Windows」はx86/x64/ARM環境のWindows 8.1に対応するフリーソフトで、現在“Windows ストア”からダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Skype」Windows ストアアプリ版
【著作権者】
SkypeおよびMicrosoft
【対応OS】
Windows 8.1(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0.0.1002(14/07/15)

URL

無料のSkypeインターネット通話と電話への格安オンライン通話 − Skype
http://www.skype.com/ja/
Free group video calling now available with Skype for Windows 8.1
http://blogs.windows.com/windows/b/windowsexperience/archive/2014/07/15/free-group-video-calling-now-available-with-skype-for-windows-8-1.aspx
Windows ストア の Windows 用 Skype アプリ
http://apps.microsoft.com/windows/ja-JP/app/skype/5e19cc61-8994-4797-bdc7-c21263f6282b

(樽井 秀人)

ダイジェストニュース(7月16日)

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ダイジェストニュース

ダイジェストニュース(7月16日)

「Google Chrome」ベータ版がv36.0.1985.125へバージョンアップ ほか

(2014/7/16 18:05)

ソフトウェア

インフォメーション

(窓の杜編集部)

【短期集中連載】10年を超える定番クリーナー「CCleaner」を10倍使いこなす 第5回

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短期集中連載

10年を超える定番クリーナー「CCleaner」を10倍使いこなす 第5回

“拡張設定”にある不要ファイル・レジストリエントリをクリーニング

(2014/7/17 11:00)

「CCleaner」

 本連載では、定番クリーニングソフト「CCleaner」の機能を紐解き、各項目が実行しているクリーニングの対象を詳細に解説していく。今回は削除項目のうち、[Windows]タブの他のカテゴリーに含まれない内容を扱う“拡張設定”カテゴリーの具体的な項目を解説しよう。

“拡張設定”の不要ファイルを削除

 前回に引き続き「CCleaner」でクリーニングできる項目を個別に解説する。“拡張設定”カテゴリーの内容は“システム”カテゴリーのクリーニング項目と類似するが、興味深いのはいずれの項目も初期状態では選択されていない点だ。端的に判断すれば、通常の使用方法であればクリーニング対象に加えなくてもよいのだろう。

Windowsイベントログ

 第4回で触れた“ウィンドウズ ログファイル”と異なる本項目の削除対象は、「イベント ビューアー」で確認できるWindowsイベントログだ。これらの情報はレジストリの“HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\EventLog”キーで管理されており、「CCleaner」はWindowsの機能を用いてクリーニングを実行している。

 システムが不安定になる要素を探し出す際、イベントログは重要になるため、定期的なクリーニング対象へと加えるのはお勧めできない。ただし、「イベント ビューアー」で安定動作を確認した上で削除する場合は構わないだろう。

「CCleaner」は“HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\EventLog”キーから、PCによって構成が異なるイベントログ情報を取得している
確認したところ直近の“セキュリティ”イベントや“Setup”イベントを除いたイベントログが削除された

古いプリフェッチデータ

実際に削除されるのは“%SystemRoot%\Prefetch”フォルダ内のPFファイル。さらに“ReadyBoot”サブフォルダ内の同ファイルも削除する

 そもそもPrefetch(プリフェッチ)とは事前読み込みを指す用語だが、WindowsにおいてはWindows XPが実装したPrefetch機能、Windows Vista以降のSuperFetch機能がある。前者は実行ファイルの起動回数をカウントし、デフラグ時などにディスクドライブ上の配置を最適化。後者は記録範囲を広げ、ユーザーの行動パターンに応じたメモリーの配置もコントロールするようになった。

 ただし本機能は、Windows XP専用項目であると公式サイトのマニュアルに記述されている。Windows 8.1上で検証したところ、SuperFetchが作成したPFファイルの削除は実際に行われているものの、SuperFetchのロジックや利便性を踏まえると、クリーニング対象に含めるべきではないだろう。

メニュー オーダーのキャッシュ

 スタートメニューに並ぶ項目の順番は、ドラッグ&ドロップで入れ替えることが可能だ。この順番はレジストリの“HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\MenuOrder”キー以下で管理されているが、本項目は同レジストリエントリが削除対象となる。

 ただし、Windows 8/8.1では同機能がスタート画面に置き換わり、MenuOrderキーで管理するのは「Internet Explorer」のお気に入りメニューのみ。そのため、Windows 8以降でクリーニング対象に加えるメリットはないだろう。

システムトレイのキャッシュ

 本項目は通知領域のアイコンに対するキャッシュをクリーニング対象としている。具体的には、レジストリの“HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\TrayNotify”キーのバイナリ値“IconStreams”と“PastIconsStream”を削除し、キャッシュ情報をクリアするというものだ。

 今回の検証では、Windows XPが管理する“HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\TrayNotify”キーも検索していたことを確認できたが、Windows 8.1には存在しないため、レジストリ操作は行われていなかった。筆者が経験したトラブルとしては、通知領域から過去の項目が消えない場合に本クリーニングを実行することで解決したこともある。普段からクリーニング対象に含める必要はないが、トラブル発生時には有用だ。

ウィンドウサイズ/表示位置のキャッシュ

 Windowsは各ウィンドウの表示形式やサイズをレジストリエントリとして保存し、同じフォルダを再表示する際の利便性を確立している。具体的には“HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\”以下の“Stream”キーに、番号を名前にもつサブキーが並び、再描画用のデータが格納される仕組み。そして、“StreamMRU”キーにはエントリの順序などを管理するバイナリ値が用意される。

 本項目はこれらの情報をクリーニングするというもの。ただし、より詳細な情報は“HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\Shell\Bags”キー以下で管理され、Stream/StreamMRUキーに含まれる情報はファイル・フォルダの並び順やカラム項目、フォルダのタイプなどに限られる。データの格納形式もレジストリの肥大化に繋がらないため、気になる場合でも年に1回程度のクリーニングで十分だ。

環境PATH

環境変数“Path”で指定したフォルダが存在しない場合、環境変数から当該フォルダが自動削除される

 環境変数“Path”は実行ファイルの検索時に用いられるものだが、一部のアプリケーションは、自身を参照しやすくするため、実行ファイルがあるフォルダを追加している。本来であればアンインストール時に削除すべきものだが、まれにPathがそのまま残ってしまうことがある。

 本項目は、ユーザー環境変数の“Path”を調査し、存在しないパスを検出して削除するというものだ。レジストリの“HKEY_CURRENT_USER\Environment”キーに含まれる展開可能な文字列値“Path”を操作している。「Process Explorer」で動作検証を行ったところ、システム環境変数“Path”の実体となる“HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Environment”キーへのアクセスも確認したが、ユーザー環境変数のような値の操作は行われていなかった。いずれにせよ、本項目は常にクリーニング対象に加えて問題ないだろう。

ユーザーアシストの履歴

Windows 8.1で“ユーザーアシストの履歴”を削除すると、アプリビューの“使用頻度順”表示において、すべてのアプリケーションが“使っていない”になってしまう

 本項目はWindows XP以降のスタートメニューにあった“よく使用するプログラム”をクリーニング対象にするというもの。各データはレジストリの“HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\UserAssist”キー以下に格納されているが、Windows 8.1ではアプリビューの“使用頻度順”表示が参照しているため、削除すると同項目が使えなくなってしまう。そのため、クリーニング対象への追加は控えるべきだ。

削除指定ファイル/フォルダ

オプションの“削除リスト”で削除設定を追加すると、“削除指定ファイル/フォルダ”項目が有効になる

 本項目はオプションの“削除リスト”にユーザーが追加したファイル・フォルダをクリーニングするためのもの。同箇所で削除指定を行うと自動的に本項目も有効になり、ユーザーの使用環境に応じたクリーニングが使用可能になる。

空きスペースの抹消

オプション“ドライブ空きスペースの抹消”セクションでクリーニング対象となるドライブの選択や、MFT空きスペースに対する操作を取捨選択できる

 最後となる本項目は、特定のファイル・フォルダやレジストリエントリではなく、ディスクドライブの空き領域を上書きし、ファイル復元アプリケーションなどによる情報漏洩を未然に防ぐというもの。ファイルエントリを管理するMFTの空きスペース抹消にも対応している。

 具体的な動作はオプションの“設定”にある“ドライブ空きスペースの抹消”セクションで選択可能。複数のディスクドライブがある場合は、ここで事前選択しなければならない。ただし、作業に要する時間はかなり長くなってしまうため、日常的なクリーニングが目的の場合は選択しない方が無難だ。

次回予告

 第2回から4回に渡って“Windows”タブに並んだ複数のクリーニング項目を解説してきたが、今回で終了となる。次回は“アプリケーション”タブの内容を紹介するので、興味をもたれた方はぜひご覧いただきたい。

URL

Piriform Ltd.
http://www.piriform.com/
CCleaner - 窓の杜ライブラリ
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/ccleaner/

【アップデート情報】パッケージ・ドライバー関連 7月17日

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アップデート情報

パッケージ・ドライバー関連

7月17日

(2014/7/17 12:27)

BIOSTAR Group

(株)インタフェース

エプソンダイレクト(株)

セイコーエプソン(株)

(株)ニコン

(株)バッファロー

(株)東芝

東日本電信電話(株)

富士通(株)


Microsoft、Windows ストアアプリ開発ツール「Project Siena」のBeta 3を公開

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ニュース

Microsoft、Windows ストアアプリ開発ツール「Project Siena」のBeta 3を公開

オンラインサービスのアプリケーション統合がビジュアルに行えるように

(2014/7/17 12:43)

「Microsoft "Project Siena"」v1.3.0.0
オンラインサービスをデータソースとして追加

 米Microsoft Corporationは14日(現地時間)、Windows ストアアプリの開発ツール「Microsoft "Project Siena"」のBeta 3を公開した。現在、“Windows ストア”から無償でダウンロード可能。

 “Project Siena”は、コーディングスキルをもたないビジネスユーザーに手軽なモバイルアプリの開発ツールを提供しようという野心的なプロジェクト。ローカルの「Excel」データや各種オンラインサービスをデータソースとして利用できるほか、音声合成や音声認識、手書き認識といった技術を組み合わせることも可能。プログラミングに慣れないユーザーでも、手軽に本格的なWindows ストアアプリ開発へ挑戦できる。

 今回公開されたBeta 3では、Beta 2でサポートされたオンラインサービスのアプリケーション統合がより簡単になった。これまでは「Excel」の関数のように式を記述しなければならなかったのに対し、本バージョンでは主要なサービスが“ビジュアル(Visual)”として用意されており、“Facebookへ写真を投稿する”“Twitterでフォローする”といった機能を画面にオブジェクトを貼り付ける要領で追加できるようになっている。

Beta 2。「Excel」の関数のように式を記述
Beta 3。主要なサービスを“ビジュアル”として提供。オブジェクトを貼り付けるだけで機能を追加可能に

 また、ユーザーインターフェイスや数式、関数の多言語対応が内部的に行われたようだ。4週間後には各国語に対応したバージョンがリリースされる見込み。

ソフトウェア情報

「Microsoft "Project Siena"」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 8/8.1(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.3.0.0(14/07/14)

URL

Microsoft Project Siena (Beta)
http://www.microsoft.com/en-us/projectsiena/
Project Siena Beta 3: Enabling business users to create custom apps to transform business processes - Somasegar's blog - Site Home - MSDN Blogs
http://blogs.msdn.com/b/somasegar/archive/2014/07/14/project-siena-beta3-enabling-business-users-to-create-custom-apps-to-transform-business-processes.aspx
Windows ストア の Windows 用 Microsoft "Project Siena" アプリ
http://apps.microsoft.com/windows/ja-jp/app/microsoft-project-siena/5ae47651-e8f3-4e41-aab7-e19ab1b80180

(樽井 秀人)

「Google Chrome 36」が正式版に。シークレットウィンドウのデザインが刷新

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「Google Chrome 36」が正式版に。シークレットウィンドウのデザインが刷新

26件の脆弱性も修正

(2014/7/17 12:59)

「Google Chrome」v36.0.1985.125
シークレットウィンドウの新規タブページのデザインが新しく

 米Google Inc.は16日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v36.0.1985.125を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1での動作も確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux版も用意されている。

 「Google Chrome 36」では“リッチ通知(Rich Notifications)”機能が改善されたほか、シークレットウィンドウの新規タブページのデザインが新しくなった。また、“Chrome App Launcher”がLinux版でも有効になった。そのほかにも、安定性とパフォーマンスを向上させるための内部的な変更が数多く施されている。

 また、今回のアップデートでは26件の脆弱性が修正されているので注意。深刻度の内訳は、4段階中上から3番目の“Medium”が1件などとなっている。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向け安定版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
36.0.1985.125(14/07/16)

(樽井 秀人)

Oracle、オープンソースの仮想PCソフト「Oracle VM VirtualBox」v4.3.14を公開

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Oracle、オープンソースの仮想PCソフト「Oracle VM VirtualBox」v4.3.14を公開

計7件の脆弱性を修正

(2014/7/17 13:21)

「Oracle VM VirtualBox」v4.3.14

 米Oracle Corporationは15日(現地時間)、オープンソースの仮想PC作成・実行ソフト「Oracle VM VirtualBox」の最新版v4.3.14を公開した。64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012に加え、Linux、Mac OS X、Solarisが公式にサポートされており、現在OracleのWebサイトから無償でダウンロード可能。

 本バージョンは、Oracle製品の定例アップデート“Critical Patch Update(CPU)”の一環としてリリースされたマイナーアップデート。さまざまな機能改善や不具合修正のほか、計7件の脆弱性が修正されている。

ソフトウェア情報

「Oracle VM VirtualBox」Windows版
【著作権者】
Oracle Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.3.14(14/07/15)

URL

Oracle VM VirtualBox | VIrtualization | Oracle
http://www.oracle.com/us/technologies/virtualization/virtualbox/
virtualbox.org ・ View topic - VirtualBox 4.3.14 plus updates for older branches released
https://forums.virtualbox.org/viewtopic.php?t=62608
Oracle VM VirtualBox - 窓の杜ライブラリ
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/virtualbox/

(樽井 秀人)

【今日のお気に入り】好きな画像を使って最大10,000ピースのジグソーパズルが遊べる「MegaJig」

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今日のお気に入り

好きな画像を使って最大10,000ピースのジグソーパズルが遊べる「MegaJig」

途中保存もできるため時間をかけてじっくりと遊ぶことが可能

(2014/7/17 14:35)

「MegaJig」v3.03

 好きな画像を使ってジグソーパズルが遊べるソフト。ピースの分割数を任意に設定でき、最大10,000ものピースに分割できる。途中保存にも対応しているため、時間をかけてじっくり遊べるのが特長だ。

 まずパズル化させたい画像(BMP/JPEG/PNG/GIF)を選択し、次に分割数を設定する。するとバラバラになったすべてのピースが“箱”と呼ばれる画面に一覧表示されるので、この箱からピースを選択してキャンバス上へ配置していこう。箱の画面は上下左右好きな場所へ配置でき、任意のサイズへの変更も可能なので見やすい場所へ移動するとよい。

 キャンバス上へ配置したピースはドラッグ&ドロップで移動可能。ピースを正しい場所へ移動させると、ビープ音とともに配置が完了する。間違って箱から出してしまったピースは箱へ戻すことも可能だ。また完成図を確認したり、全体の表示倍率を変更する機能も備える。

 惜しむらくはピースを回転するという概念が存在しないこと。未配置のピース群は最初からすべて正しい方向を向いているため、たとえば4隅のピースは一目で正解が判別できる。そのため、かわりに分割数を多めにすることで難易度を上げてみるとよいだろう。

 なお、「Visual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ」が必要。

ソフトウェア情報

「MegaJig」
【著作権者】
浅川 朋彦 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.03

URL

浅川朋彦のHP
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/tasakawa/
Download Visual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ from Official Microsoft Download Center
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=40784

(久保 望)

【アップデート情報】窓の杜収録ソフト 7月17日

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アップデート情報

窓の杜収録ソフト

7月17日

(2014/7/17 14:50)

インターネット・セキュリティ

    • Chat&Messenger

      バージョン・リリース日
      v2.52.26(14/07/17)
    • LAN内のユーザーを自動認識して複数人でチャットができる多機能メッセンジャー

      ソフト種別
      フリーソフト
    • Google Chrome

      バージョン・リリース日
      v36.0.1985.125(14/07/16)
    • Googleが開発した軽快動作のWebブラウザー

      ソフト種別
      フリーソフト

画像・映像・音楽

    • PhotoStagePro

      バージョン・リリース日
      v5.70(14/07/16)
    • RAW画像の無劣化回転や現像機能を備えた画像管理ソフト

      ソフト種別
      フリーソフト
    • XMedia Recode

      バージョン・リリース日
      v3.1.9.1(14/07/16)
    • さまざまな形式の動画ファイルを各種携帯プレイヤー向けに一括変換

      ソフト種別
      フリーソフト (寄付歓迎)
    • foobar2000

      バージョン・リリース日
      v1.3.3(14/07/16)
    • ユーザーインターフェイスや機能を自由にカスタマイズできる音楽プレイヤー

      ソフト種別
      フリーソフト

システム・ファイル

    • いじくるつくーる

      バージョン・リリース日
      v7.73.23(14/07/16)
    • CPUの情報も表示できるWindowsカスタマイズソフト

      ソフト種別
      フリーソフト
    • System Explorer

      バージョン・リリース日
      v5.9.0.5230(14/07/16)
    • システム情報を徹底的に管理できる高機能タスクマネージャー

      ソフト種別
      フリーソフト

ホーム

    • あっと家計簿

      バージョン・リリース日
      v3.50
    • 3,000種類以上の品名をもとにマウスだけで入力できる家計簿

      ソフト種別
      シェアウェア 1,209円(税込み)

Mac領域へアクセス可能。「Paragon HFS+ for Windows 8/8.1 Free Edition」が無償公開

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ニュース

Mac領域へアクセス可能。「Paragon HFS+ for Windows 8/8.1 Free Edition」が無償公開

Windows 8/8.1環境からHFS+/HFSXパーティションの読み書きが可能に

(2014/7/17 15:42)

「Paragon HFS+ for Windows 8/8.1 Free Edition」

 独Paragon Software GmbHは、Windows環境でHFS+/HFSXパーティションを扱えるようにするソフト「Paragon HFS+ for Windows 8/8.1 Free Edition」を公開した。Windows 8/8.1に対応しており、現在同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 「Paragon HFS+」は、MacのファイルシステムであるHFS+/HFSXでフォーマットされたパーティションをWindows環境からアクセスできるようにするユーティリティドライバー。インストールできる環境はWindows 8/8.1に限られるが、読み取り・書き込みの双方に対応する。

 また、同社によるとUSB 3.0ドライブをサポートするほか、MacでWindowsを利用できるようにする「Boot Camp」のドライバーとの互換性も確保。書き込み中の処理中断や電源切断でもデータが失われにくいジャーナリングにも対応しており、市場でもっとも高いパフォーマンスと安定性をもつという。

 本ソフトはインストールするだけで機能し、HFS+/HFSXボリュームを「エクスプローラー」や「ディスクの管理」で直接扱えるようになる。ファイル名が“.”で始まるファイルは隠しファイルとして扱われる。

HFS+/HFSXボリュームを「エクスプローラー」や「ディスクの管理」で直接扱えるようになる

 なお、セットアップの際はインストーラーの案内に従い、同社サイトで無償のライセンスキーを発行してもらう必要がある。また、本ソフトの利用は非商用および教育目的に限られるので注意。Windows 7以前の環境で利用したい場合や、商用での利用を望む場合は、有償版の「HFS+ for Windows 10」(ダウンロード販売、税込み2,160円)を購入する必要がある。

ソフトウェア情報

「Paragon HFS+ for Windows 8/8.1 Free Edition」
【著作権者】
Paragon Technologie GmbH
【対応OS】
Windows 8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用および教育目的のみ)
【バージョン】
-(14/07/16)

URL

HFS+ for Windows 8- file system driver | PARAGON Software Group
http://www.paragon-software.com/home/hfs-windows-free/
PARAGON Software Group - News: Paragon Software releases new Paragon HFS+ for Windows 8/8.1 Free Edition
http://www.paragon-software.com/news.htm?id=0287

(樽井 秀人)

ダイジェストニュース(7月17日)

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ダイジェストニュース

ダイジェストニュース(7月17日)

Adobe、「Flash Player」「AIR」のベータ版を更新 ほか

(2014/7/17 17:04)

ソフトウェア

インフォメーション

(窓の杜編集部)


“ニコニコ自作ゲームフェス4”開催、小説化が検討されるスニーカー文庫賞などを新設

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ニュース

“ニコニコ自作ゲームフェス4”開催、小説化が検討されるスニーカー文庫賞などを新設

「俺の屍を越えてゆけ」の桝田省治氏が講義を行う勉強会も開催

(2014/7/17 17:55)

“ニコニコ自作ゲームフェス4”タイトルロゴ
自作ゲームのメディアミックス事例紹介ページ

 (株)ドワンゴは17日、自作ゲームのコンテスト“ニコニコ自作ゲームフェス4”の開催概要を発表し、作品募集を開始した。前回の募集期限の翌日である3月3日以降に発表された作品であれば応募でき、募集期間は10月12日まで。大賞賞金は前回に引き続き30万円。

 “ニコニコ自作ゲームフェス”は、『ゲームを作るひと、遊ぶひと、二次創作をするひとをつなぎ、個人で作ったゲームがもっと多くのひとにプレイされるようになることを目指すお祭り』というテーマで開催されているゲームコンテスト。これまでの3回で累計900本以上のゲームが応募されたという。

 本コンテストは、大賞に加えさまざまな協力企業・団体が審査に参加して独自の賞を設けているのも特徴だが、今回はソーシャルゲーム大手のグリー(株)、(株)ディー・エヌ・エー(DeNA)が協力社に加わっているのが目を引く。さらに、(株)KADOKAWAの“スニーカー文庫賞”も注目だ。賞品としてスニーカー文庫の書籍に加え、担当編集者が付いてノベライズ刊行を検討、刊行された場合は規定の印税が支払われるとのこと。昨今ではフリーゲームの小説化が続いており、その流れに乗ったもののようだ。“ニコニコ自作ゲームフェス4”のWebサイトにも、自作ゲームのメディアミックス事例を紹介するページが設けられた。

 さらに、9月18日より開催される東京ゲームショウ2014に、ドワンゴが自作ゲームを中心にブース出展することも発表された。“ニコニコ自作ゲームフェス3”参加作品、および“ニコニコ自作ゲームフェス4”参加作品のうち9月10日までに応募された作品を紹介するほか、ステージイベントなども開催される予定。

 そのほか、8月23日に東京・銀座のドワンゴ本社で、自作ゲームクリエイター向けの勉強会が開催。「俺の屍を越えてゆけ」シリーズなどで知られるゲームデザイナーの桝田省治氏による講義や、ゲーム制作に関するディスカッションなどが予定されている。参加受付は8月3日までとなっており、参加希望者多数の場合は抽選により参加者が決定されるという。

 応募はこれまで同様、自作ゲームの紹介動画をニコニコ動画に投稿し、指定のタグを付けることで行う。応募できるのはオリジナルのゲームおよびゲーム創作のためのツールで、デジタル、アナログを問わない。誰でも自由に遊べるように配布してあり、無料でもそれを体験できるものが対象となる。

 また今回からの応募規定の変更点として、niconico内での応募作品のゲーム実況、各種二次創作について、『有償・無償に関わらず』自由に行えるものとすることが明記された。これは昨今、同社の“クリエイター奨励プログラム”や“ユーザーチャンネル”の課金機能などを利用してフリーゲームの実況で収入を得る行為に対し、実況者とゲーム制作者の間で議論となっていることを受けてのものと思われる。少なくとも“ニコニコ自作ゲームフェス4”へ応募する作品に関しては、これらを許諾する必要があるので留意されたい。

URL

ニコニコ自作ゲームフェス(ニコニコ自作ゲームフェス) - ニコニコチャンネル:ゲーム
http://ch.nicovideo.jp/indies-game
自作ゲームメディアミックス拡大中!
http://info.nicovideo.jp/indies-game-fest/media-mix/
クリエイター奨励プログラムについて : ニコニ・コモンズ ヘルプ
http://help.nicovideo.jp/niconicommons/020/
ニコニコ「ユーザーチャンネル」スタート | niconico
http://ex.nicovideo.jp/open_user_ch

手持ちの「NScripter」製ゲームをChrome上でプレイ可能にするWebアプリ“NscPlayer”

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レビュー

手持ちの「NScripter」製ゲームをChrome上でプレイ可能にするWebアプリ“NscPlayer”

ZIPファイルのドラッグ&ドロップでインストール、ゲームデータはローカルに保存

(2014/7/18 11:00)

“NscPlayer”のゲーム画面。サンプルには07th Expansionの「うみねこのなく頃に」を利用した

 “NscPlayer”は、ゲームエンジン「NScripter」製のゲームを「Google Chrome」上でプレイ可能にする無償のWebアプリ。作者のWebサイトから利用できる。

 本Webアプリは同作者が先月公開した、「NScripter」製のゲームをChrome Apps化するフレームワーク「PNaCL ONScripter」がベース。ユーザーが手持ちのゲームを本アプリに登録(インストール)してプレイ可能になる。

 なお本アプリは、あくまでゲームの実行エンジンがWeb上に実装されているというだけで、ゲームのデータは「Google Chrome」をインストールしたPCのローカルストレージに保存される。そのため、購入したゲームを意図せずインターネット上で再配布してしまうような心配はない。逆に言えばゲームをクラウド化するようなものではなく、ゲームをインストールしたPCでのみプレイ可能だが、「Google Chrome」が動作する環境ならLinuxやMacなどOSを問わず手軽に「NScripter」製ゲームをプレイできるのが特徴だ。

 ゲームのインストールは、“インストール”のページ上へゲームをアーカイブしたZIPファイルをドラッグ&ドロップするだけ。フリーで配布されている「NScripter」製ゲームの多くは、ダウンロードした配布ファイルをそのまま利用できる。インストールが完了したら、“プレーヤ”のページに移動すればゲームをプレイ可能だ。

MPEG-1形式のムービー再生にも対応
ゲームのインストールはZIPファイルのドラッグ&ドロップで行える

 編集部で試用したところ、セーブ・ロードといったシステム画面の呼び出しにはもたつきを感じるが、テキストや画像の表示は快適に行えた。ただし作者によると、互換エンジンなので完全に同じ動作をするわけではなく、ゲーム作者が独自に導入したエフェクトなどは再生されないとのこと。そのほかマウスホイールに対応していないため、バックログの呼び出しが不便(ゲームによっては不可能)な点はやや辛いところだ。

 ゲームを終了する際は、ゲーム自身の終了機能を使うか、[Shift]+[Q]キーで終了させる必要がある。「Google Chrome」のタブを閉じたりして強制終了すると、セーブしたデータを正常に呼び出せなくなるので注意が必要だ。なおセーブデータはエクスポート・インポートが可能。

 そのほか、同時にインストールできるゲームは1つのみである点にも注意。ただし、ローカルデータは「Google Chrome」のユーザーアカウントごとに管理されるので、「Google Chrome」の設定画面でユーザーを増やすことで、同時に複数のゲームをインストールすることは可能だ。

 総じて、Windowsユーザーが敢えて本Webアプリを使う必要性は高くないが、本アプリは「PNaCL ONScripter」の技術デモという側面も備えている。「PNaCL ONScripter」は公開以降のアップデートにより32bit環境でも150MB以上のゲームデータを扱えるようになったほか、Chrome ウェブストア以外でのゲーム配信にも対応しており、自作ゲームのWeb配信環境としても選択肢のひとつになり得るのではないだろうか。

【週末ゲーム】第566回:フリーのシューティングゲーム4作品をピックアップ

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週末ゲーム

第566回

フリーのシューティングゲーム4作品をピックアップ

気軽に遊べる爽快な作品から、スコアラー向けの高難度作品まで

(2014/7/18 12:45)

 『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームの中から、編集部がピックアップした作品を毎週紹介していく。今回は、フリーソフトとして公開されているシューティングゲーム「Galaxy Frontier」「壊漢-KAIKAN-」「XX:e」「multiplex」を一挙にご紹介する。

2種類のショットとボムで敵を蹴散らせ!「Galaxy Frontier」

2種類のショットの使い分けが攻略のポイントになる

 「Galaxy Frontier」は、宇宙を舞台にしたSFシューティングゲーム。生活圏を木星まで広げた人類は、太陽圏外から現れた謎の機械兵器群の攻撃を受ける。敵の目的が木星の遺跡に眠る“ストーン”であると判断した人類は、最新鋭小型戦闘機“Dione Type8086”でストーンを破壊する作戦を発動した。

 ゲームは縦スクロール型で、通常ショットと、ボムにあたる“ニュークリア”を使い分けて進む。通常ショットはボタンを押したままだと拡散型のショットに、連射すると前方集中型のショットになる。雑魚は拡散ショットで、硬い敵は集中ショットで倒すという使い分けが求められる。

 ニュークリアは、敵に攻撃すると溜まっていく画面左上のゲージを消費して使用する。ニュークリアの使用時、通常ショットが拡散型の場合は広範囲の敵と敵弾を一掃する拡散ニュークリアに、集中型のショットの際に使うと前方の敵に大きなダメージを与える集中ニュークリアになる。

 またニュークリアで敵を倒したり、敵弾を消したりすることで、HITカウントが上昇する。HITカウントが増えると、ニュークリアで敵を倒した際のボーナス得点が増加。さらに6,000HIT到達ごとに残機が1機増える。ただしニュークリアを使用していない間は、少しずつHITカウントが減少する。

 単純にクリアを目指すだけなら、ニュークリアを緊急回避用に使えばいい。ただハイスコアを目指すなら、ある程度は惜しまずニュークリアを使うことも重要になる。特に大型の敵が弾幕を撒いてきた時に使うと、弾消しによるHITカウントが一気に稼げるので効果的。

 HITカウントを稼ぐことで残機数の増加にも繋がるため、結果的にクリア目的でも有利になる。特に集中ニュークリアはゲージの消費も少ないので、敵や敵弾が多いなと思ったら惜しまず使っていきたい。ニュークリアゲージは敵さえ倒していればかなり早く溜まっていくので、ゲームとしての爽快感も高い。

 シューティングゲームとしては、拡散ショットがかなり広範囲に撃てることや、ニュークリアを多く使えることから、やや大味な手ごたえだ。ただ敵の弾幕はかなり厳しいシーンが多いので、それなりの回避力も求められる。またオープニングやエンディングで描かれるストーリーもかなり凝っているので、その辺りも含めてゲーム全体で楽しんでいただきたい。

ニュークリアもバンバン使っていけるので、爽快感のあるシューティングに仕上がっている
「Galaxy Frontier」
【著作権者】
HELLO WORLD PROJECT、あるふぁ〜秘密基地(Alpha Secret Base)
【対応OS】
Windows XP/Vista/7(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00(14/03/26)
59番街の部屋
http://homepage2.nifty.com/isshiki/
あるふぁ〜秘密基地(Alpha Secret Base)
http://www.geocities.jp/dij4121/alpha/
Galaxy Frontier
http://www.geocities.jp/dij4121/alpha/npage/gf.html

無数の敵を倒し、スコアアタックに挑め!「壊漢-KAIKAN-」

機体によって異なる多彩なショット。プレイ感覚が大きく異なるので、すべての機体を試してみてほしい

 「壊漢-KAIKAN-」は、多数の敵を蹴散らしながらスコアを稼ぐ爽快感が売りの縦スクロール型シューティングゲーム。攻撃はショットとボムの2種類。これに加えて、押している間は機体の移動が遅くなり、ショットの特性も変化する低速移動ボタンがある。

 最初に、ショットの形状と移動速度が異なる機体を選ぶ。機体は前方集中型、前方ワイド型、ホーミング型、全方位大火力型の4つがあり、機体が変わるとプレイ感覚が大きく変化するのでその分遊び甲斐がある。なお、一度クリアすると5つ目の機体も使用可能となる仕組みだ。

 機体の性能差は、初期状態ではほとんど感じられないが、敵の中型ヘリを倒した時に出現するパワーアップアイテムを取ると性能が大幅に変わる。機体は最大5段階まで強化されるが、一度倒されると強化が1段階下がってしまう。

 ゲームプレイの鍵となるのは、敵を倒した時に出現するボーナスアイテム。拾うと得点になるだけでなく、連続で取得すると画面横にあるボーナスゲージが上昇する。一定量まで貯まるとランクが上昇し、ボーナスアイテム取得時の得点が増加。ただしボーナスアイテムを1つでも画面外に取り逃してしまうと、ボーナスゲージは0に戻ってしまう。敵が大量に発生する場所では、画面全体にボーナスアイテムが現れるような状態になるので、全てのボーナスアイテムを機体の移動だけで拾うのは不可能だ。

 その対応として、自機のショットを撃っていない時は、ボーナスアイテムを引き寄せることができる。あくまで引き寄せるだけなので、ショットを止めてすぐにすべてのボーナスアイテムを取得できるわけではない。コンマ数秒ながら攻撃の手を止めてボーナスアイテムを回収し、またショットで敵を倒して回収……という流れになる。

 敵が多い時に攻撃を止めると、当然ながら倒しきれずにこちらがやられてしまう。ボーナスアイテムが画面外に消えるギリギリまで粘って回収したり、場合によっては無理に敵を倒さず、回収を優先したりする方がスコアが伸びるという仕組み。もちろんクリアを優先するなら、ボーナスアイテムを諦めて敵を倒した方が安全だ。

 ボーナスアイテムを入手するとスコアのほか、画面下のボムゲージも増える。ボムゲージが満タンの時は、攻撃を受けても一度だけミスにならず、ボムゲージが空になるだけで済む。スコア面でも安全面でも、ボーナスアイテムの取得が非常に重要なゲームだ。

 敵の攻撃は弾幕というほどではないが、ボス戦などでは低速移動で細かい動きが求められるシーンも。自機の当たり判定は見た目よりもかなり小さく、手触りとしては弾幕シューティングに近い。ただそれ以上に、敵本体の数が多いというのが本作の特徴だ。

 機体の種類に加え、ステージも全部で5つあり、ボリュームもなかなかのもの。コンティニュー回数は9回までと制限があるが、初見でもコンティニュー回数を使い切るほど難しくはない。残ったコンティニュー回数は最終的にスコアに変換されるので、いかに少ないコンティニュー回数でクリアするかも本作のスコア稼ぎのポイントになっている。

とにかくすごい数の敵が出現し、倒すとまたすごい数のボーナスアイテムが出現する。攻撃と回収のメリハリが求められる
「壊漢-KAIKAN-」
【著作権者】
zakichi 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1

武装を組み合わせて戦うシューター向け高難度作品「XX:e」

各種ショットの特性の違いを理解して、うまく活用できる戦い方を練っていく

 「XX:e」は、複数の武装を選択して攻略に挑む、横スクロールタイプのシューティングゲーム。ゲームスタート前に複数の武装を選択し、好みに合わせた機体でプレイできるのが特徴。

 武装はメインショット、サブウェポン1、サブウェポン2の3つがあり、それぞれ3種類の武装が用意されている。操作的には、ショットボタン連打でメインショット、ショットボタンの溜め撃ちでサブウェポン1、サブウェポン2ボタンでサブウェポン2を発動可能。

 メインショットは、前方への連射武器、連射力は落ちるが貫通力のあるレーザー、さらに連射力が落ちるが着弾点で爆発するミサイルの3種類。特性が全く違うので、ステージによって効果的に働いたり、使いにくくなったりする。雑魚の殲滅には連射力が高い方が便利だが、レーザーなら障害物の裏の敵を狙えるし、ミサイルならボスなど硬い敵にも継続的にダメージを与えられる、といった具合だ。

 溜めて使うサブウェポン1は、前方に大ダメージを与える“LANCE”、近距離全方位を攻撃できる“THUNDER”、進行方向とその反対に剣のようなものを出す“IMPACT”の3種類。溜めている間は攻撃できない上、いずれも攻撃範囲が狭く、敵にかなり近付かないと攻撃が当たらないためリスクが大きい。その分、威力はかなり高い。

 サブウェポン2は、前方への強力なレーザー“BURST LASER”、爆発して敵だけでなく弾を消す効果もある“BOMB”、発動中は敵や敵弾に接触しなくなる“INVISIBLE”の3種類。使用するには画面下のゲージを消費し、ゲージは時間経過や敵を倒すことで回復する。

 これらの武装は、ゲームオーバーになるまで変更できない。これが本作の悩ましいところで、場面ごとの有利不利が、武装によって極端に変わる。メインショットについては前述の通りだが、他にも硬い敵が挟み撃ちしてくる場面では両面を攻撃できるサブウェポン1があると楽だったり、ボスが放つレーザーをサブウェポン2の“BURST LASER”で相殺できたりする。

 ゲーム内容としては、ボス戦を含めかなりハードな箇所がちらほら見られる。弾幕というより、いきなり出現するタイプのトラップが多く、初見では絶対にやられるであろう理不尽な攻撃も多い。ある程度数をこなして、パターンを見切って対処法を考えていかないと攻略は難しいだろう。

 コンティニューは1回限りで、再び残機がなくなるとゲームオーバーとなり、最初のステージからやり直し。ただし一度到達したステージはそのステージだけを選んでプレイできるモードがあり、これで研究を重ねて自信がついたら最初から……といった感じの攻略になる。

 コンティニュー制限もあって難易度はかなり高いが、さらにその上でスコア稼ぎも目指すなら、敵を近距離で倒すことが重要。距離が近いほどスコアボーナスが得られ、最大16倍になる。サブウェポン1を適切に使って倒せば、自然とスコアが上がる仕組みだ。カジュアルに遊ぶのにはハードルが高いが、本気のシューターならやりがいを感じるデザインになっている。

サブウェポンはどれも使いどころが難しいが、うまくはまれば強力。色々試していくのも本作の楽しいところ
「XX:e」
【著作権者】
DXS 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00
零距離攻撃 -ZERO DISTANCE ATTACK-
http://www.geocities.jp/dxs31337/

美しいビジュアルの全方位シューティング「multiplex」

ビジュアルの美しさはご覧の通り。電脳空間を思わせる表現は見事だ

 「multiplex」は、電脳空間のような世界で展開される全方位シューティングゲーム。作者が『「Geometry Wars」に影響を受けた』としている通り、Xbox Live アーケードなどでリリースされた同作にビジュアル、ゲームシステムともかなり似た内容になっている。

 操作は2本のアナログスティックをもつゲームパッドなどを使用し、左側で自機の移動、右側でショットの方向を決める。また回数制限があるものの、全方位の敵を一掃できるボムも使用可能。自機のショットは一定間隔で射出される3wayショットのみで、他の武器は用意されていない。

 ゲームモードは現状、ひたすら長く生き残るPulseモードのみプレイ可能。ゲームをスタートすると画面のあちこちに敵が出現するので、ショットで倒していく。敵は弾を撃たず、あらゆるオブジェクトはショットで撃破できる。ただしフィールドの端までいくとショットは消え、自機や敵機もそれより外には出られない。

 敵は直線的に動くものや、自機をしつこく追ってくるもの、こちらがショットを向けると軸をずらして逃げるものなど、8種類が登場。複数の種類が同時に出現して襲い掛かってくるので、単純に近くの敵を倒すのではなく、厄介な敵から先に倒すなどの戦略も重要になる。

 ゲームはPulseというステージ単位で区切られており、一定時間が経過すると敵が一掃され、次のPulseへと進める。Pulseは5つ進むと進行状況が記録され、以降は進行したPulseから再開可能。ただし5つのPulseを進行できずに3回やられてしまうと、また5つ区切りの最初からやり直しになる。

 全方位シューティングとしてはオーソドックスな内容だが、難易度は非常に高い。ゲーム序盤からものすごい数の敵が現れる上、突っ込んでくる敵と弾を避ける敵がセットで出てくるなどシビアな設定。また出現する敵はプレイするごとに変わるため、パターン化もできない。難易度調整機能もないので、とにかく頑張ってPulseを5つ突破して、繰り返しやり直して進むしかない。

 筆者は全方位シューティングがかなり好きで、「Geometry Wars」もかなり遊んだのだが、本作も見た目は他の作品に負けない美しさがあると感じられた。ただ現状ではあまりの難しさに手も足も出ない(下手の横好きと言われればそれまでだが)。新たなゲームモードの追加も予定されているようなので、合わせて武器の追加・強化などシステム面の拡充も期待したい。

ゲーム開始直後から無数の敵が現れ、あっという間に囲まれてしまう
「multiplex」
【著作権者】
tcptr 氏
【対応OS】
Windows 8など(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1
tcptr.github.io
http://tcptr.github.io/

DirectWriteによるレンダリングに対応した「Google Chrome 37」ベータ版が公開

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ニュース

DirectWriteによるレンダリングに対応した「Google Chrome 37」ベータ版が公開

64bit版Windows向けベータ版も近日中にリリース

(2014/7/18 13:41)

「Google Chrome」v37.0.2062.20

 米Google Inc.は17日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新ベータ版v37.0.2062.20を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux版の最新ベータ版も用意されている。また、64bit版Windows向けベータ版も近日中にリリースされるという。

 「Google Chrome 37」では、Windows版で待望されて久しいDirectWriteによるテキストレンダリングが初期設定でサポートされる。DirectWriteはWindows Vista以降で利用できるテキストレンダリング技術で、「Internet Explorer 9」「Firefox 4」でも採用されているもの。液晶モニターで見やすいようにフォントをアンチエイリアス処理する“ClearType”がGPUで処理できるようになるなど、表示品質の向上とCPU負荷の低減が期待できる。

「Google Chrome 36」
「Google Chrome 37」

 さらに、パスワードマネージャーのユーザーインターフェイスが刷新。ネットワークに接続できず表示できなかったページを、ネットワークが回復した際に自動でリロードして表示する機能なども追加されている。

パスワードマネージャーのユーザーインターフェイスが刷新

 なお、「Google Chrome 37」から“showModalDialog”APIが初期状態で無効化されるので注意。“showModalDialog”APIは、操作が完了するまで他のウィンドウを操作できないようにするタイプのダイアログを表示するAPIで、ユーザビリティとセキュリティの観点から今年初めから非推奨となっていた。2015年5月には有効化する設定も削除され、「Google Chrome」から完全に削除される。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向けベータ版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
37.0.2062.20 beta-m(14/07/17)

(樽井 秀人)

【アップデート情報】窓の杜収録ソフト 7月18日

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アップデート情報

窓の杜収録ソフト

7月18日

(2014/7/18 14:24)

オフィス

    • SepPDF

      バージョン・リリース日
      v2.61(14/07/18)
    • 複数ページに渡るPDFファイルを複数ファイルに分割

      ソフト種別
      フリーソフト
    • RelaxTools Addin

      バージョン・リリース日
      v2.15(14/07/18)
    • 「Microsoft Excel」を便利にする180以上の機能を体系化したアドイン

      ソフト種別
      フリーソフト

インターネット・セキュリティ

    • Crescent Eve

      バージョン・リリース日
      v0.93(14/07/17)
    • テキストエディター感覚で手軽に利用できるHTMLエディター

      ソフト種別
      フリーソフト

画像・映像・音楽

    • Picasa

      バージョン・リリース日
      v3.9.137(ビルド141)
    • デジカメなどの画像を時系列で管理できるソフト

      ソフト種別
      フリーソフト

システム・ファイル

    • SSDLife Free

      バージョン・リリース日
      v2.5.78
    • SSDの動作状況や健康状態をチェックできるソフト

      ソフト種別
      フリーソフト
    • thilmera 7

      バージョン・リリース日
      v0b116(14/07/18)
    • CPU使用率やHDD温度など豊富なシステム情報をコンパクトに表示

      ソフト種別
      フリーソフト (シェアウェア版同梱、商用利用は要連絡)
    • FastCopy Lite

      バージョン・リリース日
      v1.2(14/07/18)
    • ファイルやフォルダの高速なコピー・移動・削除ができる定番ソフト「FastCopy」の派生版

      ソフト種別
      フリーソフト
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