ニュース
Flash Playerのセキュリティアップデート公開、ゼロデイ脆弱性を修正
(2014/2/21 12:05)
米Adobe Systemsは20日、Flash Playerのセキュリティアップデートを公開した。3件の脆弱性を修正するもので、うち1件については既に悪用が確認されており、Adobeではユーザーに対してアップデートを推奨している。
公開された最新版のFlash Playerのバージョン番号は、Windows/Mac版が12.0.0.70、Linux版が11.2.202.341。また、Flash Playerを内蔵しているGoogle ChromeとWindows 8.1/8向けのInternet Explorer 11/10についても、それぞれアップデートの提供が開始された。
また、Adobe AIR(Windows/Mac/Linux版)についても、同様の脆弱性を修正するアップデート(4.0.0.1628)が公開された。
修正する3件の脆弱性のうち、ダブルフリーの脆弱性(CVE-2014-0502)は既に悪用が確認されている。米FireEyeによると、特定の3つの非営利団体を狙った標的型攻撃の中で、この脆弱性が悪用されていることを発見したという。
Flash Playerについては、2月4日にも悪用が確認された脆弱性を修正するアップデートが公開されており、今月2度目のアップデートとなった。
URL
- Flash Playerのダウンロードページ
- https://get.adobe.com/jp/flashplayer/
- Flash Playerのバージョン番号確認ページ
- https://www.adobe.com/jp/software/flash/about/
- Adobeによるセキュリティ情報(英文)
- http://helpx.adobe.com/security/products/flash-player/apsb14-07.html
- FireEye Blogの該当記事(英文)
- http://www.fireeye.com/blog/technical/targeted-attack/2014/02/operation-greedywonk-multiple-economic-and-foreign-policy-sites-compromised-serving-up-flash-zero-day-exploit.html
- JPCERT/CCによる注意喚起
- http://www.jpcert.or.jp/at/2014/at140010.html
関連記事
(三柳 英樹)